百年も愛され続ける老舗そば店 かねまた みまた本店@北海道倶知安町
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実家に帰省したときのこと。
息子は先に帰宅し、カミサンととんちゃんで墓参りに倶知安町へ行きました。
※倶知安町は「くっちゃんちょう」と読みます。
そして倶知安駅前でランチ。
駅前のお店を物色して、カミサンが選んだのは蕎麦屋さん。
まさに駅前にある蕎麦屋さん。
「かねまた みまた本店」さんです。
「かねまた」は屋号(¬に又)、「みまた」は「巳亦」で店主の苗字です。
創業明治35年(1902年)という百年食堂です。
1904年に倶知安駅が開設されるのを見越して、駅前に開店されたのでしょう。
「本店」と言うからには、かつては支店があったのでしょう。
北海道のローカルTV局・STVの「どさんこワイド」で2020年3月27日に紹介されています。⇒「出会いと別れの季節…懐かし駅前食堂」
店内は奥行きがあって、テーブル席と小上がりの座敷があります。
木札に書かれたメニュー。その下のレジで食券を購入する前金制。
メニューは、そばがメイン。やべやきうどん、
ラーメン、ご飯物もあります。積丹地域で食べられている「天ぷらラーメン」もありますね。
カミサンは定番の冷やしたぬきそば、とんちゃんは大もりそばにしました。
箸箱には「¬又本店」(かねまた本店)と書いてあります。
◆大もりそば
ザルにたくさん盛られた蕎麦。
二八蕎麦は普通に美味しい。
石臼挽きした道産蕎麦粉を使っているらしい。
そば汁は本鰹がメインで、柔らかい甘さがあって、上品です。
この蕎麦なら長年、多くの人に支持されるんだろうな、と思います。
残ったそば汁にそば湯を注いでいただきます。
◆冷やしたぬきそば
冷やしたぬきというと、冷やし中華のように、皿に盛られて汁が少ないものが多い。
でも、この冷やしたぬきは、普通のたぬきそばの汁が冷たいバージョン、ってスタイルです。
元々の冷やしたぬきって、こんなスタイルだったんじゃないかな?って思います。
トッピングは、揚げ玉、刻み海苔、キュウリ、ナルト、ネギ。
蕎麦の汁が美味しい。
蕎麦自体も、大もりそばよりも締まった感じの食感で、美味しい。
逆に言うと、大もりそばの方が茹で置きして少し延びた感じ。
なぜそんな違いを感じるのかかはよくわかりません。
上品な汁でいただく美味しい二八蕎麦だから、100年以上も愛され続けているんですね。
ごちそうさまでした。
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