鎌倉・江の島へ夫婦旅行(2) 隠れ家そば店の十割蕎麦 手打ちそば処 鎌倉 武士@神奈川県鎌倉市
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鎌倉・江の島へ夫婦旅行したときのことを連載中。
今回の旅行は、スケジュールすべてをカミサンに任せ、当方は一切関与せず。
1日目の午前中に、鎌倉宮と義時ゆかりの覚園寺を観光。
ランチは、鎌倉宮から覚園寺に向かう閑静な住宅地の中にある蕎麦店。
こんなところにお店があるの?ってなところの隠れ家。
「ここなんだけど・・・」とカミサンが指差す先には【手打ちそば処】の看板。
ランチタイムのみの営業で、平日50食限定、土日祭日60食限定だって。
【手打蕎麦】【十割そば】の幟が立っている。
これはこだわりの蕎麦屋かも。
でもここ、どうみても普通の住宅じゃない?
「手打そば処 鎌倉 武士」の看板がある。
確かに蕎麦屋だ、蕎麦屋!
実はこの店名、「鎌倉武士」(かまくらぶし)ではなく、「鎌倉 武士(たけし)」さん。「武士」は店主のお名前だそうです。
引き戸には【本日の替わりそば レモン切り】のポスター。
ご主人、意外にオシャレなのね!
鎌倉宮の近くには案内看板もあって、PRもされています。
ということで、普通の住宅の玄関にしか見えない入口から中に入ります。
店内はもちろん普通の住宅。居間が飲食フロアになっています。
そこに入るとご主人が出迎えてくれます。
テーブル2卓だけの狭い店内で、着席は相席が基本です。
指定された席に着くと、ご主人が温かいお茶と割り箸を配膳します。
メニューは、「十割そば」(とわりそば)のプレーン、そして、そばとろ、かもそば、替わりそば。
ご主人の押しは、かも十割そば。
ということで、とんちゃんは十割そば、カミサンはかも十割そばをオーダー。
ご主人が蕎麦を運んで来て、最初のひと口は何もつけずに蕎麦を食べるように、と指示します。
◆十割そば
蒸籠の上にサラリと蕎麦が盛られています。
細切りの手打ちそば。
最初のひと口は何もつけずに蕎麦だけをいただきます。
ま、ご主人に言われなくても、そうしてますけどね。
カシッと硬い噛み応えのある蕎麦。まさに手打ち十割蕎麦の食感ですね。
噛むほどにソバの香りがふわーっと鼻を抜けます。
麺の肌はザラつきがほとんどなくて、滑らかです。
小麦粉とは違って、蕎麦粉を打ってもグルテンが形成されないから、うどんのような弾力があるコシは形成されない。デンプン独特の硬さがあるんです。
カシッと硬いけど、コシがないから、ブチっと切れる。
そば猪口がなんていう焼き物かは知りません。
そばつゆは甘味はほとんどなく、かといって辛すぎはしない、キリっとした味。
本枯節を使った出汁は、柔らかなうまみがあるけど、カツオ臭さはなく上品な香りです。
その汁に蕎麦をつけていただきます。
薬味は、ワサビ、ネギ、大根おろしが少しづつ。
◆かも十割そば
かも汁の器もそば猪口と同じ焼き物ですね。
鴨肉も汁も旨い。
いままで食べたものとは格段に違っている。
その汁につけた蕎麦は、濃厚なうまみを味わえます。
最後は蕎麦湯を注いで。そば湯の香りも美味しい。
そば湯だけいただいても、そばの香りを楽しめます。
観光客が多く歩くところではなく、そこから少し外れた場所にあるがゆえに、静かに食事がいただけます。
ごちそうさまでした。
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