インド料理で家族ディナー、まったりカレーとナンだけじゃないぞ プリンス@茨城県牛久市
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インド料理店で家族3人で夕食をいただきに行きました。
牛久駅周辺にインド料理店が多数あります。1店が閉店して、いまは5店。その中で1店だけのインド人経営のお店。
「プリンス インドレストラン」さん。
日本人に馴染みがあるインドカレーというとマッタリしたカレーにナンという組み合わせ。これ、実は北インドの料理なんです。
ここはその本格北インド料理店。しかし北インドの料理にはマッタリカレーとナン以外の料理もありますよ。今回はそんな料理をいただこうと思います。
入店時には、お店の前にある日替わりカレーをチェックしましょうね。
まずはビールセットをオーダー。
このセットは、つまみのインド料理がどれも美味しい!( ^∇^)
ドライナッツのつまみが旨いので、カミサンはスパイシーカジュー、とんちゃんはダルブジアをチョイス。
代表的な北インド料理のタンドリー料理もあります。
タンドリーチキン、チキンティッカはパプリカ、クミン等を入れたヨーグルトで味付けした赤い料理。タンドリーチキンは骨付き手羽中、ティッカは切った肉のことでモモ肉。
マライティッカは、切ったモモ肉をヨーグルト&スパイスで味付け。どれも美味しい。
息子はチキンティッカをオーダー。
タンドリーチキンとマライティッカは、後で単品でオーダーしました。
◆生ビール
氷がつくほどに凍てついたジョッキ。冷たいビールで乾杯!
◆ダルブジア(右)、スパイシーカジュー(左)
どちらもスパイシーで実にビールにあうんですよ。( ^∇^)
「ダルブジア」は、この店オリジナルのスナック。ダル(ダール)と呼ばれる黄色い小さい豆を揚げたもの。皮をむいた緑豆のことのようです。小さな豆がサクサクした食感で、少しスパイシー。
「カジュー」は「カジュー」という果実の種、要するにカシューナッツのこと。それをスパイシーに味付けしたもの。カジューの果汁(シャレじゃない!)はジュースで飲みます。
◆チキンティッカ
スパイシーで、絶対に美味しい鶏肉料理です。
以上3つは、ビールセットのツマミです。
ビールを飲みながら、グランドメニューを拝見。
今年メニューが新しくなって【本格インド北部(パンジャブ州)料理】と銘打った。
インド料理とかインドカレーと言っても、北と南では大きく違っているんです。(インドに行ったことないので、聞きかじりですけど。)
北インドのカレーは、牛乳や生クリーム、バターなどを使い、こってりと濃厚で油分が多く、チキンやマトンなどの肉類がメイン。 主食は アタ(小麦の全粒粉)を使ったチャパティやパラタ、小麦粉を使ったナン。
南インドのカレーは、ココナッツミルクを使い、水分が多くシャバシャバしていて、魚介類や野菜、豆が中心。主食はライス(インディカ米)。
さらに北インドの料理は「パンジャブ料理」と「ムガル料理」の2つに大きく分けられます。
パンジャブ料理は、インド北部からパキスタンにまたがるパンジャブ地方の料理のこと。ナンやタンドリーチキンなどのタンドール窯を使った焼き物、アルゴビ(ジャガイモとカリフラワーの炒め物)などの野菜を使った料理、バターチキンカレーやパラクパニール(カッテージチーズとほうれん草のカレー)などの乳製品を使ったカレーがあります。
ムガル料理は、16世紀~19世紀にインドを支配したイスラム王朝のムガル帝国の宮廷料理が発祥。ナッツや生クリームをたっぷり使用していて、キーママター(ひき肉と豆のドライカレー)、ムグライ・ムング・ビリヤニ(ムガル式のチキンビリヤニ)などがあるそうです。
このお店は北インド料理、しかもタンドールを使ったパンジャブ料理の本格店です。
とはいえインネパ店を含むインドカレー店のほとんどが、タンドールを設置して、マッタリした北インドカレーを提供しています。
だから「本場もんの北インド料理だ」、「パンジャブ料理」だ、と言われても、なかなか区別出来ないです。
ともあれ今夜は北インドらしい料理をいただきましょう。
まずはビリヤニ。北インドどころか南アジアから東南アジアで広く食べられている料理。
チキン、マトン、ベジタブルがあって、カミサンの意見でチキンビリヤニ。とんちゃんはマトンがいいんだけど・・・。
◆チキンビリヤニ
ビリヤーニは、お米をカレー汁(グレービー)で炊いたもの。要するにカレー味の炊き込みご飯。お米は、インドの長粒米、バスマティライスを使っています。
スパイシーな味を出すために、ホールの香辛料が色々と入っています。ブラックペッパー、カルダモン、フェヌグリークなど。
白いトッピングはココナッツ。 赤や黄色は着色されたライスかな。
とってもスパイシーな香りと味わい。
しかも長粒種のお米の食感が軽いから、いくらでも食べられそう。
息子が気に入って、ほとんど一人で食べちゃった。( ^∇^)
「炭焼き料理」と書いてあるけど直火焼きじゃなく、タンドールの遠赤外線で焼くタンドリー料理です。スパイシーなタンドリーチキン1Pとマライティッカ2Pをオーダー。
◆マライティッカ、タンドリーチキン
どっちのチキンも旨い。
直火焼きとは全く違って、表面が焦げない。蒸し焼きに近い感じだけど、ドライに焼きあがる。そんな不思議な焼き上がりになるのがタンドリー料理ね。
カレーは、ディナーセットメニューから。
カレー2種とタンドリチキン、パパドつきのデリーセットにしました。
カレーは、カミサンが好きな豆カレー、とんちゃんが好きなマトンカレー。どっちも激辛で。
◆デリーセット
カレー2種、ナン、ライス、サラダ、プリン。パパドは先にビールのつまみにしちゃった。
大きなナン。そしてライスは、日本米のターメリックライスです。
カレーは、豆カレーとマトンカレー。どっちも激辛。
可愛い顔を描いたプリンもあります。
ナン以外の北インドの主食を食べてみようね。
インドカレーというとナンがお決まり、と思われている。
でも、ナンを食べるのは、小麦が主食の北インドでのこと。しかもナンはタンドール窯があるレストランで食べるもので、家庭では全粒粉を焼いたロティーとかチャパティと呼ばれるものが食べられているんです。
ロティーとチャパティは同じもので地方によって呼び名が違うようなのですが、このお店では、タンドール窯で焼いたものをロティーと呼んでいます。
全粒粉を使うロティーとパランタを食べてみましょう。
◆ロティー
ナンは、小麦粉を精白(表皮、胚芽を取り除く)して粉にした小麦粉を焼いたもの。それに対してロティーは、精白しない全粒粉を焼いたものです。
全粒粉を使った無発酵のパンだから、とても香ばしくて、ナンより美味しい。しかも食物繊維がいっぱいで、ヘルシーですね。
ロティーとカレーのセットがあるといいのになぁ、と思います。
◆パランタ
ロティーにギーを塗って何層にも重ねた生地を焼いたもの。
ちょっとスパイシーで、とっても美味しい。
ナンに加えてロティーとパランタって、さすがパンが多かった。
ライスやロティーはテイクアウトして翌日いただきました。
ごちそうさまでした。
以下には、記事でご紹介したいた以外のメニューを載せておきます。
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