ミスターも知る奥久慈の名産 舟納豆@茨城県常陸大宮市
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全国的に有名な常陸大宮市のお土産、「舟納豆」。
「ふねなっとう」じゃなく「ふななっとう」です。
大洗町出身のデーブ大久保氏から贈られた長嶋茂雄氏が絶賛して、自から取り寄せるようになった、という逸話がある納豆です。
(写真は舟納豆HPより)
ユニークなデザインの納豆ファクトリーは、無料で見学できます。
お土産の購入はすぐ近くの本店で。
「舟納豆」の看板が目印。
和風建築の落ち着いた建物。
メーカーの丸真食品は1951年創業で、現在の社長は3代目。
「舟納豆」の独特の舟形容器は、2代目社長が久慈川の渡し舟にヒントを得たものだそうです。1957年に商品化され、メーカーの看板商品になりました。
容器の形が珍しいというだけでなく、納豆を別の器に移さず、舟形容器に入ったままで納豆をいただける、というのがグッドアイデアだったそうです。
店内には納豆などを買い求めるお客さんたち。
店の奥に不思議な人形があります。
からくり人形の「からくり納豆娘」ですって!w(*゚o゚*)w
2時間毎に15分間だけ動くようです。
でも時間が合わなくて、動くところを見ることはできませんでした。残念。(〃´o`)=3
一番人気は舟納豆でしょう。
舟型容器に入った納豆はほかにも、もち麦入り、そばの実入り、「黒神」使用の小粒納豆「みどりご」、小粒黒大豆「くろこじろう」使用の「黒船」などがあります。
切り干し大根を混ぜた茨城名物・そぼろ納豆の「こごいら納豆」。
「こごいら」とは「この辺り」という茨城意味で、「地元の納豆」という意味ですね。梅アカモク味、キムチ味もあります。
宮城産のミヤギシロメという大粒大豆に金山寺味噌のタレの「わっぱ納豆」は第24回全国納豆鑑評会 優良賞受賞。北海道産黒豆使用の「黒粒納豆」などもあります。
(写真は舟納豆HPより)
デーブ大久保がミスターこと長嶋氏に贈って絶賛された納豆は、宮城県産の青大豆を使用した超大粒納豆の「青仁一粒」(せいじんいちりゅう)です。
1パック540円もする高級品。さすが長嶋、セレブです。
青仁一粒は超大つぶ(長径16~18ミリ)で、本来はツマミ用。でも長嶋氏はご飯にかけて食べるそうです。さすがミスター。
「青仁」の名は?
「青仁」は中国の古代哲学、五行思想に由来します。
五行思想では万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるとされ、それらには五色(赤、黒、青、白、黄)がそれぞれ対応する。そしてまた儒教の5つの徳目である五常(礼・智・仁・義・信)もそれぞれに対応する。
なので、青大豆の「青」に「仁」(徳を積む、人に尽くす)の意味を加えたんでしょう。
ちなみに、七夕の「五色の短冊」も五行思想に由来しているので、短冊に書く願い事は内容によって色を選ぶべき、ってことになりそうです。
その他、金山寺味噌、ゆずみそ、生姜みそ、いぶりがっこラー油など、いろんな製品が並んでいます。
購入したのは舟納豆。
1パック(納豆80g)194円で、ややお高い納豆。
長嶋氏お気に入りの「青仁一粒」は1パック540円!ミスターファンのカミサンがパスしました。( ^∇^)
アカマツの板を薄く削った経木に包まれた茨城県産の小粒納豆。
経木は、本来は納豆の発酵で生じる湿気を適度に吸収します。そして木の香りが爽やかです。
そしてもちろん美味しい納豆でした。
ごちそうさまでした。
この記事へのコメント
母親の生まれた土地が茨木県の八千代町舟戸(ふなと)なので、場所的なつながりは無いのですが、うれしくなってしまいました。
我が家はみんな、納豆大好きです!
舟戸、情緒があって歴史を感じる、いい地名ですね。
かつて久慈川は水運に使われ、舟納豆があるところの近くには河岸と呼ばれる船着場があったそうです。昭和になって水郡線が開通したため、水運は鉄道に替わったようですが、その後も久慈川の渡し舟として舟が使われていたそうです。