寿司屋から一膳飯屋へ、ワンコインランチが美味しい副菜いっぱい 食事処立花@茨城県龍ケ崎市
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地元でランチ。
旧国道6号線の小通幸谷交差点から龍ケ崎市街へ向かう龍ケ崎潮来線(県道5号線)を走っていると、気になるお店があります。
落ち着いた感じの住宅兼店舗の建物は、一見、寿司屋に見えます。
いえ、一見じゃなく、実際に寿司屋さんなんです。「立花寿司」さんです。
食べログでは、行列のできるさんが、寿司を召し上がってらっしゃいますから。
でもちょっと様子が違うんです。
手書きの看板には「食事処立花」とあります。
そして【5百円セット】【家の食卓 おふくろの味】。
「お食事処」の幟が立っている。
でもその上にあった「立花寿司」の行灯がない!
その下にひっそりと「立花寿し」の看板が残っていますが、現役風じゃない。
不思議な気持ちでお店に入ってみました。
店内は、ぶ厚い一枚板の立派なカウンターと小上がり。
カウンターの前にはショーケースがあって、いかにも寿司屋です。
客は、わたし1人だけなので、カウンターに座りました。
メニューは500円セットのみ。
コロッケ、シューマイ、煮魚、焼き魚、目玉焼き、焼きそばがあります。
魚は、塩サバ焼き、塩サケ、あじ開き、とりから揚げ、めかじき煮。
どれも美味しそうで、迷います。
青魚にしよう、と思って、塩サバ焼きにしました。
「ツケはあなたと当店の縁が切れるので・・」というポスターは古くからあるみたい。
大きな寿司屋の湯呑でお茶が出されました。
「立花寿司」と大きく書かれています。
さて、500円でどんなものがいただけるんだろう・・・
と思っていると、ご主人が大きなお盆を渡します。
え゛っ!(*゚Д゚*)ェ…
大きなお盆に料理がいっぱい並んでいる!
◆塩サバ定食
塩サバ焼き、ご飯、味噌汁に加えて、3つの小皿に煮物が盛られているじゃないですか!
これで500円とは、想像できません。
まずは味噌汁。カツオ節の出汁が効いた美味しい汁です。
チクワブじゃありませんよ、レンコンです。レンコンの煮物。
出汁の旨さが浸みこんだ煮物です。
おでんが、豆腐、大根、竹輪。王道のおでんです。
そしてこれこそまさに、出汁でいただく料理。旨いです。
そしてコンニャクとベーコンの炒め煮。
ベーコンを使ったちょっと洋風の料理ですが、味付けは和風の醤油。
ちゃんとした煮物が3つも出されるなんて、これだけで十分です、っていいたくなる。
でもメインは、塩サバ焼きです。
脂の乗ったサバで、美味しい。
ご飯は茶碗に1杯ですけど、十分でした。
確認してませんが、おかわりOKかもしれません。
お盆の料理から少し遅れて出された漬物。
「黄色はウコンを入れたんです」と女将さん。
業務用じゃなく、自家製の沢庵漬けと白菜の浅漬け。
自家製の沢庵はちゃんと美味しい。
料金は外税かと思ったら、なんと内税で500円ポッキリです。
ほんとにいいんですか。申し訳ありません。
今は寿司はお休みですか?とお聞きしたら。
ご主人が年をとって、市場に魚を買い出しに行ったり、出前に出たりするのが大変になったので、「一膳飯屋」にしたんです、と女将さん。
そうですか、寿司屋は大変な仕事ですもんね。
でもいまは一膳飯屋として、とってもいいお店です。
また伺いますね、とお店を出ました。
ごちそうさまでした。
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