5月の花(その3)
路傍に咲く雑草たちの花。
今回は白い花です。
草丈が10cm程度で小さな花。
白い6枚の花弁だけど、中央と筋が濃い赤紫色。
ニワゼキショウ(庭石菖)。
アヤメ科の花で、一日花ですって。花弁全体が赤いものもあるようです。
明治時代に北米から渡来した帰化植物ですって。
名前の由来は、「庭に咲くセキショウ(石菖)」ということで、水辺に生えるセキショウの葉に似ているから、とか。
その「セキショウ(石菖)」はサトイモ科で、アヤメとは全く関係ない植物。
群生している白い花。
柄の先に白い花がたくさん集まって、玉のようになっている。
シロツメクサ。クローバーですね。
シロツメクサって豆科なんです。
豆科の花は「蝶形花」になるという共通点があるんだそうです。
小さな花1つ1つは、花びらが5枚あるんですって。
「蝶形花」についてはここをご覧下さい。
フジとマメ科の蝶形花:http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/fuji.html
縦にモジャっと生えている花。
まだ色づいていないのかな。
こっちは薄い紅色。
スイバ(酸葉)でしょう。
土手や草地に生えていて、茎の皮をむいて噛むとシュウ酸を含んで酸っぱいから「酸葉」の名がついたようです。子どものこと遊びでかじったことがあるなぁ。
スカンポ、スカンボという名もあります。北海道では「ギシギシ」と呼んでいました。
雌雄異株のタデ科の花で、雌花は朱紅色が目立つそうですから、これはオスかな。
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